グランビルの法則とは?FXでの使い方と移動平均線の期間・時間足、8つの売買サイン

FX理論

グランビルの法則、FXでどう使えばいい?

僕は、移動平均線を使った理論の「グランビルの法則」という言葉を知ったのはFXを始めてから大分たったころでした。
それまでは、移動平均線をだしてみたものの、「結局だから何?」という感じでした。

そんな中、YouTube解説動画の「グランビルの法則」をたまたま見つけて、移動平均線の使い方や手法を勉強していきました。 

いままで、色々なインジケーターを使用しましたが、グランビルの法則を知ってからはチャートに表示しているインジケーターは、移動平均線だけというくらい重要視しています。

この記事では、FXでのグランビルの法則の使い方を、8つの売買サインから期間設定、ダマシ対策、えふえっくすヲタは、何日移動平均線を使っているか?まで順番に整理します。

グランビルの法則とは?移動平均線で売買タイミングを見る法則

グランビルの法則とは、価格と移動平均線の位置関係・移動平均線の向きから、売買のタイミングを判断する法則です。
考案したのはアメリカのアナリスト、ジョセフ・E・グランビルです。

参考:Wikipedia「移動平均」

ジョセフ・E・グランビル

ジョセフ・E・グランビル

出典:グランビルの法則(マネーポリス)

前提にあるのは、次のような考え方です。

  • 価格は移動平均線から離れすぎると、移動平均線に戻ろうとする
  • 移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンド
  • 移動平均線は、押し目や戻りの目安(支持・抵抗)として意識されやすい

グランビルの法則の8つの売買サイン

グランビルの法則は「買い4つ・売り4つ」の合計8つのサインでできています。

買いサイン①〜④

グランビルの法則の買い1〜4
グランビルの法則の買い1〜4
  1. 買い①:下向き〜横ばいだった移動平均線が上向きに変わり、価格が下から上に抜けたとき(順張り)
  2. 買い②:上向きの移動平均線を価格が一度下に割り込み、再び上に戻ったとき(押し目買い)
  3. 買い③:上向きの移動平均線に近づいた価格が、割り込まずに反発したとき(押し目買い)
  4. 買い④:下向きの移動平均線から価格が大きく下に離れたとき(逆張りの自律反発狙い)

売りサイン①〜④

グランビルの法則の売り1〜4
グランビルの法則の売り1〜4
  1. 売り①:上向き〜横ばいだった移動平均線が下向きに変わり、価格が上から下に抜けたとき(順張り)
  2. 売り②:下向きの移動平均線を価格が一度上に抜けたが、再び下に戻ったとき(戻り売り)
  3. 売り③:下向きの移動平均線に近づいた価格が、上抜けずに反落したとき(戻り売り)
  4. 売り④:上向きの移動平均線から価格が大きく上に離れたとき(逆張りの反落狙い)

8つのうち①〜③は順張り、④だけが逆張りです。初心者はまず順張りの①〜③から使うのが無難です。
なお、サインは番号どおりの順番で出るとは限りません。

グランビルの法則の移動平均線の期間は何日?時間足は?

グランビルの法則で一番多いのがこの疑問です。

グランビル自身は200日移動平均線を想定していたとされ、まずは「日足+200日移動平均線」が基本です。
多くのトレーダーが見ている設定ほど、反発・反落のポイントとして意識されやすくなります。

FXで時間足を変える場合の目安は次のとおりです。

スタイル時間足移動平均線の期間の例
スイング日足・4時間足200、75
デイトレ1時間足・15分足200、75、20
スキャルピング5分足・1分足20、21

時間足が短いほどサインの数が増え、そのぶんダマシも増えます。
デイトレで使うなら、上位足(4時間足や日足)の移動平均線の向きと同じ方向のサインだけを取ると精度が上がりやすいです。

FXでのグランビルの法則の使い方・手法

上位足で方向を決め、下位足でサインを待つ

グランビルの法則の使い方
グランビルの法則の使い方
  1. 日足の200日移動平均線の向きで「買いだけ」「売りだけ」を決める
  2. 1時間足などで、買い②③(または売り②③)の押し目・戻りを待つ
  3. 直近安値(高値)の少し外に損切りを置く

ダウ理論と組み合わせる

移動平均線だけでなく、高値・安値の切り上げ/切り下げでトレンドを確認すると、ダマシをかなり減らせます。
ダウ理論については、相場の土台「ダウ理論」その転換シグナルとは?FXでも同じ?で詳しくまとめています。

押し目の深さはフィボナッチで見る

買い②③の押し目がどこまで来そうかは、フィボナッチ・リトレースメント(38.2%・61.8%)と重ねるとイメージしやすくなります。フィボナッチについては、自然界の神秘数列「フィボナッチ数列」ダウ理論と黄金比の関係とは?も参考にしてください。

グランビルの法則が最強と言われる理由と注意点

グランビルの法則は「最強」と言われることもある、シンプルで多くのトレーダーが見ている法則です。
結論として、グランビルの法則はトレンド相場では有効ですが、レンジ相場や指標発表時には機能しにくい法則です。

レンジ相場ではダマシが多い

移動平均線が横ばいのときは、価格が何度も上下に抜けるため、サインが連発してダマシになりやすいです。
移動平均線が横ばいのときは、無理にエントリーしないのが一番の対策です。

経済指標・要人発言では通用しない

雇用統計や中央銀行の政策発表では、テクニカルを無視して大きく動くことがあります。
発表予定はみんかぶFXの経済指標カレンダーなどで事前に確認しておきましょう。

逆張りの買い④・売り④は難しい

「大きく離れたから戻るはず」と入っても、トレンドがさらに続くことはよくあります。
買い④・売り④は損切りを必ず決めてから使い、慣れないうちは見送るのが安全です。

インジケーター・サインツールは補助として

僕は使ったことがないのですが、グランビルの法則のサインを自動表示するインジケーターもあるみたいですが、相場の状況(トレンドかレンジか)までは判断してくれません。

※株式投資でも同じ考え方は使えますが、本記事ではFXを前提にしています。

運営者の移動平均線は基本20日

僕がYouTubeの動画で参考にさせてもらっている方の移動平均線は20日だったので、真似させてもらっています。
基本的に20日で、短期が20日。中期が一つ上の時間足の20日相当。長期は二つ上の時間足の20日相当。

例えば、1時間足チャートの場合

  • 短期が20日。
  • 中期が4時間足の20日相当{20×(1時間×4時間)}なので80日。
  • 長期が日足の20日相当{20×(1時間×24時間)}なので480日
運営者の移動平均線の基本は20日
運営者の移動平均線の基本は20日

それぞれ単独の20日移動平均線とは、数値は変わるんですけど誤差として考えてます。

まとめ

  • グランビルの法則は、移動平均線の向きと価格の位置で売買を判断する「買い4つ・売り4つ」の法則
  • 基本は日足+200日移動平均線。FXでは取引スタイルに合わせて時間足を変える
  • 初心者は順張りの①〜③から。逆張りの④は上級者向け
  • レンジ相場と経済指標の前後は機能しにくいので、無理にエントリーしない
  • ダウ理論やフィボナッチと組み合わせると精度が上がる
  • 運営者自身は20日移動平均線が基本

あなたもチャートに移動平均線をだしてみてください。まずは日足の200日線を引いて、過去のチャートで8つのサインを探してみてください。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買をすすめる投資助言ではありません。FXは元本保証がなく、証拠金以上の損失が生じるおそれがあります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。