靴磨きの少年理論とは?実話か?嘘か?FXの天井サインにも使えるかを検証

FX理論

実はアナタも靴磨きの少年になってませんか?

僕がFXを始めたての頃の負けトレードを振り返ると、「みんなが円安だと言っているときにドル円を買って高値づかみ」 というパターンが本当に多かったです。

そういう経験があったので、現在はそういう言葉は信用しないで自分で分析をして判断するようになりました。

相場の格言にも「噂で買って、真実で売る」という言葉がありますが、本当にその通りだと思います。

そこで、このブログを書くきっかけで知ったのが相場の過熱を教えてくれる「靴磨きの少年理論」です。

この記事では、靴磨きの少年理論とは → 実話か?嘘か?→ なぜ天井サインと言われるのか → FXに当てはまるか → よくある疑問 → 僕の使い方 の順でまとめます。

靴磨きの少年理論とは?「素人まで儲け話をしだしたら天井」

靴磨きの少年理論とは、普段は投資と縁のない人までが儲け話をし始めたら、相場は天井に近いという意味の相場格言です。「靴磨きの少年の法則」や、単に「靴磨きの少年」と呼ばれることもあります。

日本においては、新NISA制度が開始されたことをきっかけに投資を始めた者たちを「靴磨き少年」と呼ばれたりもしました。

ここでの靴磨きの少年は、プロでもお金持ちでもない「ごく普通の人」の象徴です。

有名なのはジョセフ・ケネディの逸話

よく語られるのはこんな話です。

1929年、後の大統領ジョン・F・ケネディの父ジョセフ・P・ケネディが、街角で靴を磨いてもらっていると、少年から銘柄をすすめられた。ケネディは「靴磨きの少年まで相場の話をするなら、もう終わりだ」と考え、持っていたものを売った。その後、1929年10月にウォール街の大暴落が起きた という流れです。

ジョセフ・P・ケネディwiki

ジョセフ・P・ケネディ

ケネディは後に、アメリカの証券取引委員会の初代委員長を務めた人物でもあります。

靴磨きの少年理論が天井サインと言われる意味

相場が上がり続けるには、「もっと高い値段で買ってくれる次の人」が必要です。

靴磨きの少年の法則

普段相場に興味のない人まで買い始めたということは、新しく買える人がほとんど残っていないということ。買い手がいなくなれば、ちょっとした売りでも価格は下がりやすくなります。

靴磨きの少年理論は、ドル円の天井サインに使えるのか?

FXでも靴磨きの少年理論の考え方は同じです。ドル円なら「みんなが円安が続くと思って買っている」状態は、買いポジションが一方向に偏っている状態です。

偏ったポジションは、いつか決済(売り)されます。そこに介入警戒や要人発言、指標の予想外の結果などが重なると、一斉に損切りが出て、短時間で大きく下げることがあります。

FXの「靴磨きの少年」はどんなサイン?

FXでは、こんな空気が出てきたら過熱すぎを疑うようにした方が良いです。

靴磨き少年は天井サイン

・普段FXをしない友人や家族が、急に「円安で儲かるんじゃない?」と言い出す
・テレビやネットで「円安はまだ続く」という話題ばかりになる
・「今買わないと乗り遅れる」という空気が強くなる

FXへの活かし方  空気だけで判断せず、ポジションの偏りを数字でも確認するのがオススメです。FX会社が公開しているポジション比率や、CFTC(米商品先物取引委員会)が毎週公表している投機筋のポジション(IMMポジション)で、買いと売りのどちらに偏っているかを見ることができます。

今の時代は「みんなが相場の話をする」のが普通

1929年は、相場の情報は一部の人のものでした。今はスマホで誰でもチャートが見られて、SNSでも毎日のように相場の話が流れてきます 。

なので、現代では「誰かが相場の話をしている」だけで天井と決めつけるのは難しいと思います。見るべきは「話題の量」より「一方向への偏り」です。

靴磨きの少年理論でよくある疑問

靴磨きの少年が現れたら天井はわかる?

知恵袋でも「靴磨きの少年がうんちくを語り始めたら天井がわかりますか?」という質問を見かけました。

ただ、靴磨きの少年は「過熱しているかもしれない」とは教えてくれても、「いつ下がるか」までは教えてくれません。過熱した相場が、そこからさらに長く続くことも珍しくないです。

靴磨きの少年理論の注意点

タイミングが掴めない

タイミングはわかりません。過熱を見抜けても、早く逃げすぎればトレンドを取り逃がします。

トレンドは続く

「素人が増えた=すぐ暴落」とは限りません。参加者が増えても、トレンドがさらに続いたケースもあります。

単独では判断できない

これだけを売買の根拠にしないこと。チャートの形やトレンド、ポジションの偏りなど、他の材料と組み合わせて考える必要があります。

まとめ|靴磨きの少年理論は「警戒サイン」であって「売りサイン」ではない

・相場に縁のない人まで儲け話をしだしたら天井が近いという相場格言
・実話か?嘘か? ケネディの逸話は有名。
・次に買う人がいなくなると、上昇が止まりやすい
・売買の合図ではなく、ポジションを見直す警戒サイン

僕の靴磨きの少年理論の使い方

僕は、靴磨きの少年理論を「チャート分析にプラスする空気のものさし」として使っています。

まずダウ理論でトレンドの方向を確認し、エリオット波動で今どの波の途中かをイメージします。そのうえで、SNSの空気やポジション比率が一方向に偏っていないかをチェック。

チャートでは上昇の終盤っぽいのに、周りが円安一色になっている。そんなときは新規の買いを控えて、利益確定や損切りの位置を見直すようにしています。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買をすすめる投資助言ではありません。FXは元本保証がなく、証拠金以上の損失が生じるおそれがあります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。